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田舎生まれ田舎育ち”生粋の田舎者”です。

故郷を離れて幾年月。
DNAに刻まれた田舎気質は、抜けるどころか
その思いは年齢を重ねる毎に私をその場所へ誘います。

どうも 「孤高の子羊」 管理人コヒツジです

長崎県の離島(ど田舎)で生まれ育ちました。

私の幼少期はどの家庭も兄弟3~4人が普通でしたし、

小さな村でしたが子供の数はそれなりにいました。

今は限界集落となり子供は一人もいません。

周りは農業や漁業が主な産業であり、どの家庭も近くに祖父母が住んでいました。

唯一雨の日が”仕事休み”と言えなくもありませんでしたが、

昔の農家の親は決まった休みなどなく

年中いつも何かしら働いているという感じでした。

子供達はどちらかというとニワトリの放し飼いみたいな育てられ方でしたね。

今の子供たちのように親と一緒に遊んだ記憶はありません。

村の子供同士で遊ぶのですが、上の子が下の子を見る場合もるし、

少し年齢が上がってくると歳が一つ違うだけで

結構怖かったので

基本は同級生同士で遊んでいました。

中高生位になると、皆都会への憧れが強くなります。

そうすると自分の生まれ育った場所が急に狭く感じられ、

こんな所は早く出ていきたいと、毎日思うようになっていましたね。

故郷を出てからそこで暮らした月日の倍以上の年月が過ぎた今

人に必要な物って何だろう?と考えることがあります。

幸福の価値観が変わったのかもしれません。

(2020年)5~7月の3ヶ月間新型コロナウイルスの影響で

自宅待機を余儀なくされました。

急に時間がたっぷりできたので

それならば、故郷へ行って畑仕事でも手伝いながら釣りをやったりして過ごそうと考えました。

当時都会や町に住む地方出身者の多くが考えたコロナ疎開でしたが、

受け入れ側である地方が医療体制の不備などを理由に

頑なに拒んだのと、政府の地方への帰省自粛の要請などもあり

叶いませんでした。

あの時の状況考えれば

そのこと自体は当たり前の事として受け入れました。

3か月に及ぶ自宅待機で仕事は休みで時間はあるのに

どこへも行けない、人とも会えない

この事態がこれ程までに不自由だとは思いませんでいたね。